ASBJ 企業会計基準委員会

第58回企業会計基準委員会議事要旨

日時 2004年6月4日(金) 10時00分~12時55分
場所 (財)財務会計基準機構 会議室

議題

審議事項

  1. 企業結合専門委員会における検討状況について
  2. 中期運営方針について【非公開】

報告事項

  1. IASB会議報告他
  2. IASBへの委員会スタッフの派遣について

議事概要

(1) 企業結合専門委員会における検討状況について

西川副委員長及び布施専門研究員より、企業結合専門委員会における検討状況について説明が行われた。今回は、持分プーリング法の会計処理に関する基本論点(会計処理の統一、みなし結合日、結合当事企業間の取引の取扱い等)に関する専門委員会における検討状況について説明がなされ、その後、質疑応答が行われた。

なお、審議における主な発言内容は以下のとおりである。

  • 会計処理統一や結合当事企業間の内部取引の消去に伴う、決算の遡及修正については、存続会社の企業結合年度の期首にまで遡るということになっているが、監査・修正再表示の問題を含め、実務上あるいは仕組上困難な面が多々あると思われる。実際の実務に則して本当に対応可能か、専門委員会で再検討すべきではないか。
  • 過年度まで遡及修正した場合の開示の是非についても専門委員会で検討してもらいたい
(2) IASB会議報告他

山田IASB理事より、「5月のIASB会議」及び「EU2005年問題に関連するIASBの対応と今後のIASBの活動の方向性」について報告が行われた。(内容については、「IASB会議報告(第35回会議)」をご覧ください)

(3) IASBへの委員会スタッフの派遣について

西川副委員長より、IASBで現在進行中の共同プロジェクトである包括利益の報告(業績報告)プロジェクトに、当委員会のスタッフ1名を派遣することとなった旨の報告が行われた。

(4) 中期運営方針について【非公開】

標記の中期運営方針(仮称)に盛り込む項目の方向性等について審議が行われた。

以上