日時 |
2003年12月19日(金) 10時00分~11時45分 |
場所 |
自転車会館 3号館 701号会議室 |
議題
審議事項
- 役員賞与の会計処理について
- 公開草案「法人事業税における外形標準課税部分の損益計算書上の表示についての実務上の取扱い(案)」について
- 所有権移転外ファイナンス・リース取引の会計処理に関する検討の中間報告について
- 不動産の売却に係る会計処理に関する論点の整理(案)について
報告事項
- テーマ協議会の運営方法について
- 国際対応専門委員会の議事概要について
議事概要
(1) 役員賞与の会計処理について
本件については、本日の委員会において公開草案の議決を予定していたが、関係省庁との意見交換の中で商法の解釈について意見調整がまだ必要であるとの認識を得るに至ったため、本日の議決は見合わせることとされた。ただし、来年3月までに最終成果物を公表するという前提は変更せず、最終的な意見調整を速やかに実施し、早期に委員会での議決を行うこととされた。
(2) 公開草案「法人事業税における外形標準課税部分の損益計算書上の表示についての実務上の取扱い(案)」について
標記の公開草案の公表に関する審議が行われた。都委員及び湯川専門研究員による概要説明の後、審議・採決が行われ、字句等の修正に関しては委員長に一任の上、出席委員11名全員の賛成により、原案を公表することが承認された。
なお、審議においては以下のような発言があった。
(3) 所有権移転外ファイナンス・リース取引の会計処理に関する検討の中間報告について
本件については、標記の中間報告(案)の説明及び審議を行う予定としていたが、次回以降の委員会において改めて審議を行うこととされた。
(4) 不動産の売却に係る会計処理に関する論点の整理(案)について
前回(第46回議事概要ご参照) に続いて、標記の論点整理(案)について審議が行われた。本論点整理(案)の内容及び専門委員会における検討状況等について都委員及び古内研究員より説明がなされた後、質疑応答等が行われた。
審議における主な発言内容は以下のとおりである。
- 本プロジェクトの結果如何で個別取引の取扱いが変更される可能性がある、というように読める箇所があるが、この論点整理(案)の趣旨と相反するように思われるので、表現を工夫した方がよいのではないか。
- 論点整理(案)では、「事業リスクからの解放」が売却に係る認識のクライテリアとされているが、キーとなる「事業リスク」という言葉の意味をもう少し詳しく説明しておくべきではないか。「事業リスク」と「不動産のリスク」の関係はどのように考えればいいのか。
- (上記の発言を受けて)「事業リスク」というのは事業投資を行った場合の投資成果の変動性のことを言っている(投資成果が確定し、変動性から解放されることを事業リスクからの解放と言っている)。そして、投資が事業投資か(金融投資か)は、資産の外形や種類に着目した区分ではなく、投資ポジションの性格に着目した区分である。
なお、本件については、次回以降の委員会において、全体を通して改めて審議を行うこととされた。
(5) テーマ協議会の運営方法について
テーマ協議会の川北議長より、テーマ協議会の運営方法について報告が行われた。
(6) 国際対応専門委員会の議事概要について
西川副委員長より、第24回国際対応専門委員会の議事概要について報告 が行われた。
以上