第188回企業会計基準委員会議事概要

日時	2009年10月29日（木）　13時30分～15時35分
場所	財務会計基準機構　会議室

議題

審議事項

1. 財務諸表表示専門委員会における検討状況について
2. 退職給付専門委員会における検討状況について
3. 企業結合専門委員会における検討状況について
4. 専門委員長の交代について

報告事項

1. 国際対応専門委員会の議事概要について

議事概要

審議事項

* 財務諸表表示専門委員会での検討事項（包括利益の表示）と企業結合専門委員会での検討事項（少数株主持分の取扱い）が関連しており、審議効率化のため、下記の順に審議を行った。

(1) 企業結合専門委員会における検討状況について

逆瀬副委員長及び小賀坂主席研究員より、論点整理に対するコメントにおいて提示された少数株主持分を連結株主資本の一部とする考え方を含め、専門委員会における検討状況の説明がなされ、審議が行われた。

(2) 退職給付専門委員会における検討状況について

逆瀬副委員長及び中根専門研究員より、退職給付見込額の期間帰属方法の見直しについて、専門委員会における検討状況の説明がなされ、審議が行われた。

(3) 財務諸表表示専門委員会における検討状況について

新井常勤委員及び荻原主任研究員より、包括利益の表示について、専門委員会における検討状況の説明がなされ、その後以下の項目について、意思確認が行われた。

1. ①包括利益の表示の導入について
2. ②適用範囲について（連結財務諸表、個別財務諸表双方での適用）
3. ③包括利益の表示方法について（1計算書方式と2計算書方式の選択適用）

①、②については、出席委員13名全員の賛成、③については、賛成11名、反対1名、判断留保1名となり、3項目全てについて暫定合意（注）がなされた。

（注）本年10月より、審議の効率化、活性化を図るために、公開草案等の議決に至る前に、必要に応じて、暫定合意のための意思確認を行うこととしており、今回がその初回となっています。

(4) 専門委員長の交代について

西川委員長より、専門委員長の交代について説明がなされ、承認された。

報告事項

(1) 国際対応専門委員会の議事概要について

資料の配布をもって報告するものとされた。

以上