ASBJ 企業会計基準委員会

第147回企業会計基準委員会議事概要

日時 2008年2月28日(木) 13時00分~17時00分
場所 財務会計基準機構 会議室

議題

審議事項

  1. 改正企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準(案)」及び企業会計基準適用指針「金融商品の時価等の開示に関する適用指針(案)」について【公表議決】
  2. 企業会計基準「持分法に関する会計基準(案)」及び実務対応報告「持分法を適用する関連会社の会計処理に関する当面の取扱い(案)」について【公表議決】
  3. セグメント情報開示専門委員会における検討状況について
  4. 資産除去債務専門委員会における検討状況について
  5. 棚卸資産専門委員会における検討状況について
  6. 退職給付専門委員会における検討状況について
  7. 過年度遡及修正専門委員会における検討状況について
  8. 無形資産専門委員会における検討状況について
  9. 企業結合専門委員会における検討状況について

報告事項

  1. IASB会議報告
  2. 基本概念WGでの検討再開について

議事概要

審議事項

(1) 改正企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準(案)」及び企業会計基準適用指針「金融商品の時価等の開示に関する適用指針(案)」について

西川委員長及び板橋専門研究員より、前回の委員会からの修正箇所を中心に説明がなされた後、審議・採決が行われ、字句等の修正は委員長に一任することを前提に、出席委員全員の賛成をもって公表することが承認された。

(2) 企業会計基準「持分法に関する会計基準(案)」及び実務対応報告「持分法を適用する関連会社の会計処理に関する当面の取扱い(案)」について

逆瀬副委員長及び中根研究員より、持分法に関する会計基準案及び持分法を適用する関連会社の会計処理に関する当面の取扱い案について、前回の委員会からの修正箇所を中心に説明がなされた後、審議・採決が行われ、字句等の修正は委員長に一任することを前提に、出席委員全員の賛成をもって公表することが承認された。

(3) セグメント情報開示専門委員会における検討状況について

新井常勤委員及び高津研究員より、セグメント情報等の開示に関する会計基準案等における、開示例等の変更点について説明がなされ、審議が行われた。

(4) 資産除去債務専門委員会における検討状況について

逆瀬副委員長及び荻原主任研究員より、公開草案に寄せられたコメントを踏まえた会計基準及び適用指針文案の修正点について説明がなされ、審議が行われた。

(5) 棚卸資産専門委員会における検討状況について

新井常勤委員及び高津研究員より、LIFOの取扱いに関し、棚卸資産の評価に関する会計基準の改正案について説明がなされ、審議が行われた。

(6) 退職給付専門委員会における検討状況について

逆瀬副委員長及び河本専門研究員より、公開草案の文案について説明がなされ、審議が行われた。

(7) 過年度遡及修正専門委員会における検討状況について

新井常勤委員及び五反田屋専門研究員より、見積りの変更に関する取扱いや減損処理と臨時償却の関係などについての専門委員会での検討状況の説明がなされ、審議が行われた。

(8) 無形資産専門委員会における検討状況について

逆瀬副委員長及び豊田主任研究員より、「研究開発費に関する論点の整理」に寄せられたコメントの分析及び対応案について説明がなされ、審議が行われた。

(9) 企業結合専門委員会における検討状況について

逆瀬副委員長及び秋葉主席研究員より、「企業結合会計の見直しに関する論点の整理」に寄せられたコメントの分析及び対応案について説明がなされ、審議が行われた。

報告事項

(1) IASB会議報告

山田IASB理事より、平成20年1月22日から24日の3日間にわたり開催されたIASB会議について報告がなされた。

(2) 基本概念WGでの検討再開について

豊田主任研究員より、IASBが進めている概念フレームワークの検討に対応し、今後公表される予定の公開草案等に対するコメントをまとめることを当面の課題として基本概念WGを再開することについて報告がなされた。

以上