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企業会計基準委員会議事
2002年
第17回企業会計基準委員会の概要
第17回企業会計基準委員会議事要旨
第17回企業会計基準委員会議事要旨
日時
2002年7月23日(火) 10時00分~12時45分
場所
(財)財務会計基準機構 会議室
議題
審議事項
企業会計基準公開草案第2号「1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)」について
企業会計基準適用指針公開草案第4号「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)」について
企業会計基準適用指針公開草案第5号「自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会計基準適用指針(その2)(案)」について
実務対応報告公開草案第3号「連結納税制度を適用する場合の中間財務諸表等における税効果会計に関する当面の取扱い(案)」及び実務対応専門委員会における検討の概要について
金融商品専門委員会における検討概要について
固定資産会計専門委員会の設置及び専門委員の選任について
リース会計専門委員会の設置及び専門委員の選任について
ストック・オプション等専門委員会の専門委員追加選任及び担当委員の選任について
報告事項
IASB業績報告プロジェクトに関するコメント送付について
IASB理事会および基準諮問会議(SAC)の報告
第10回国際対応専門委員会の議事概要について
IAS32/39等公開草案に対するコメント形成について
議事概要
審議事項
1. 企業会計基準公開草案第2号「1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)」について
秋葉専門研究員より標記公開草案について説明がなされ、審議が行われた後、出席委員11名全員の賛成により、同公開草案の公表が議決された。
なお、標記公開草案の内容については、
「企業会計基準公開草案第2号 1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)の公表」
をご参照いただきたい。
2. 企業会計基準適用指針公開草案第4号「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)」について
秋葉専門研究員より標記公開草案について説明がなされ、審議が行われた後、出席委員11名全員の賛成により、同公開草案の公表が議決された。
なお、標記公開草案の内容については、
「企業会計基準適用指針公開草案第4号 1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)の公表」
をご参照いただきたい。
議第1.及び2.に関する各委員の主な発言は以下の通り。
「EPSの算定方法にあたり役員賞与金を当期純利益から控除することに関して、基準の『結論の背景』に開示項目としてのEPS算定方法を求めるものであり、会計処理に影響を与えるものではない旨が記述されたので、公開草案の公表については賛成する。」 「1株当たり純資産額の算定について、『1株当たり純資産額の算定の目的は、1株当たり当期純利益と同様に、普通株主に関する企業の財政状態を示すことにある』と書かれているが、1株当たり当期純利益を開示する目的は、企業の成果を開示するということであって、財政状態を表わす純資産とは異なる。したがって、この『1株当たり当期純利益と同様に』という言葉は削除した方が良い。」
「当期末後、株式併合又は株式分割が行われた場合には後発事象として取扱う、とあるが、有価証券報告書のどこにどのように記載すれば良いかについて、実務の混乱を回避するために今後、具体的な開示例の検討が必要と思われる。」
3. 企業会計基準適用指針公開草案第5号「自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会計基準適用指針(その2)(案)」について
小賀坂専門研究員より標記公開草案について説明がなされ、審議が行われた後、出席委員11名全員の賛成により、同公開草案の公表が議決された。
なお、標記公開草案の内容については
「企業会計基準適用指針公開草案第5号 自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会計基準適用指針(その2)(案)の公表」
をご参照いただきたい。
各委員の主な発言は以下の通り。
「自己株式の無償取得の場合の会計処理について、自己株式の数のみの増加として処理するのであれば、抱合せ株式に合併新株を割り当てた場合の会計処理についても自己株式の数のみの増加とする方法(第2案)によるべきではないか。」
「抱合せ株式に合併新株を割り当てた場合の会計処理について自己株式の数のみの増加とする方法(第2案)を採用した場合、抱合せ株式の消滅損をどの資本項目から減額するかを示してほしい。」
4. 実務対応報告公開草案第3号「連結納税制度を適用する場合の中間財務諸表等における税効果会計に関する当面の取扱い(案)」及び実務対応専門委員会における検討の概要について
今給黎専門研究員より、標記公開草案について説明がなされ、審議が行われた後、出席委員11名全員の賛成により同公開草案の公表が議決された。
なお、標記公開草案の内容については、
「実務対応報告公開草案第3号 連結納税制度を適用する場合の中間財務諸表等における税効果会計に関する当面の取扱い(案)の公表」
をご参照いただきたい。
引き続き、堀江研究員より、標記専門委員会において検討されている連結納税制度に係る会計上の論点(上記の公開草案以外の論点)の概要について説明がなされ、意見交換が行われた。
5.
金融商品専門委員会における検討概要について
秋葉専門研究員より標記専門委員会における議論の概要について説明がなされ、意見交換が行われた。
各委員の主な発言は以下の通り。
「デット・エクイティ・スワップ実行時の債権者側の処理について、引当金を引き継ぐ考え方を検討すべきではないか。」
6. 固定資産会計専門委員会の設置及び専門委員の選任について
都委員より、標記専門委員会の設置及び専門委員の選任について提案がなされ、了承された。
7. リース会計専門委員会の設置及び専門委員の選任について
西川副委員長より、標記専門委員会の設置及び専門委員の選任について提案がなされ、了承された。
8. ストック・オプション等専門委員会の専門委員追加選任及び担当委員の選任について
西川副委員長より、標記専門委員会の専門委員の追加選任に関する提案がなされ、了承された。
9. IASB業績報告プロジェクトに関するコメント送付について
木村専門研究員より、IASB議長へ送付したコメントの内容について報告がなされた。
各委員の主な発言は以下の通り。
「本件の内容は日本の企業にとって大変わかりにくいが、企業の根幹をなす重要な問題なので、日本の企業に対して、周知する必要があるのではないか。」
10. IASB理事会および基準諮問会議(SAC)の報告
6月17日~19日に行われたIASB理事会の概要については山田IASB理事が欠席のため資料の配布をもって報告とされた。
また、6月20日~21日に行われた基準諮問会議(SAC)の概要については、樋口専門研究員より、報告がなされた。
11. 第10回国際対応専門委員会の議事概要について
都委員より、7月12日に行われた標記専門委員会の議事概要について報告がなされた。
12. IAS32/39等公開草案に対するコメント形成について
西川副委員長より、IASB公開草案へのコメント手続きについて報告がなされた。
以上
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