ASBJ 企業会計基準委員会

第16回企業会計基準委員会議事要旨

日時 2002年7月2日(火) 10時00分~12時30分
場所 (財)財務会計基準機構 会議室

議題

審議事項

  1. 1株当たり利益(EPS)専門委員会における検討の概要について
  2. 自己株式等専門委員会における検討の概要
  3. ストック・オプション等専門委員会における検討の概要
  4. 「連結納税制度に関する会計処理」についての実務対応専門委員会における検討の概要について
  5. JICPA「中小会社の会計のあり方に関する(経過報告)」について
  6. 金融商品専門委員会の専門委員追加選任について いて

報告事項

  1. 第9回国際対応専門委員会の議事概要について

議事概要

1. 1株当たり利益(EPS)専門委員会における検討の概要について  
  • 秋葉専門研究員より標題専門委員会における議論の概要について説明がなされ、意見交換が行われた。
  • なお、次回の企業会計基準委員会で会計基準の公開草案を議決すべく、同専門委員会において今後審議することとされた。
  • 各委員よりの主な発言は以下の通り。
  • 「EPS算定において、優先株式の優先配当がその他資本剰余金からなされた場合も、優先配当を当期純利益から控除するか検討すべきである。」
    「開示を要する過去分のEPSをどのように取扱うべきか検討すべきである。」
2. 自己株式等専門委員会における検討の概要について
  • 小賀坂専門研究員より、標題専門委員会における議論の概要について説明がなされ、意見交換が行われた。
  • なお、次回の企業会計基準委員会で適用指針の公開草案を議決すべく、同専門委員会において今後審議することとされた。
  • 各委員の主な発言は以下の通り。
  • 「自己株式の無償取得については、その取引の事実を反映するために、自己株式を時価で測定し認識すべきではないか。」
3. ストック・オプション等専門委員会における検討の概要について
  • 上田専門研究員より標題専門委員会において検討を開始したとの報告がなされた。
4. 「連結納税制度に関する会計処理」についての実務対応専門委員会における検討の概要について
  • 標題専門委員会において検討されている連結納税に関する会計処理に関して、今給黎専門研究員より「中間財務諸表の当面の取扱い」について、木村専門研究員より「その他の論点」についての説明がなされ、意見交換が行われた。
  • 各委員の主な発言は以下の通り。
  • 「『当面の取扱い』の中間財務諸表の法人税の処理に関する表現について、法人税法上の取扱いと会計上の取扱いとを明確に区別してわかるように記述した方が良い。」
5. JICPA「中小会社の会計のあり方に関する研究報告(経過報告)」について
  • 加藤委員より、6月10日に日本公認会計士協会から公表された「中小会社の会計のあり方に関する研究報告(経過報告)」について説明がなされ、意見交換が行われた。なお、本研究報告(経過報告)の内容については、日本公認会計士協会ホームページをご覧いただきたい。
6. 金融商品専門委員会の専門委員追加選任について
  • 西川副委員長より、標題専門委員会の専門委員の追加選任に関する提案がなされ、了承された。
7. 第9回国際対応専門委員会の議事概要について
  • 6月10日に行われた第9回国際対応専門委員会の議事概要について、資料配布をもって報告とされた。

以上