2017年6月12日
企業会計基準委員会は、のれんの会計処理に関する国際的な議論に貢献するため、リサーチ・ペーパー第3号「のれんを巡る財務情報に関するアナリストの見解」を公表しました。
当委員会は、のれん及び減損を巡るアナリストの現在の見解をより深く理解することを目的として、11名の日本のアナリストに対する詳細なインタビューを実施しました。本リサーチ・ペーパーは、当該詳細なインタビューの結果を要約しています。
本リサーチ・ペーパーは、主に、次の調査結果を示しています。
当委員会は、詳細なインタビューの結果の基準開発の文脈における含意として、のれんの事後の会計処理については、償却及び減損アプローチを支持するアナリストの見解に、より重要性を与えることにより、より多くの利用者にとっての財務情報の目的適合性の向上に繋がり得ると考えており、その旨の考察を本リサーチ・ペーパーに記載しています。
当委員会は、本リサーチ・ペーパーが、のれんの会計処理に関する国際的な議論を促進することを期待しています。
以 上