ASBJ 企業会計基準委員会

「第2回 減損会計及び時価評価の適用に関する緊急検討 」(第30回 企業会計基準委員会)の議事要旨

日時

平成15年4月22日(火)午後1時30分~3時15分(本テーマ分)

場所

(財)財務会計基準機構会議室

議題

審議事項

減損会計及び時価評価の適用に関する緊急検討

参考人(意見陳述順)

  • 菊池 英博氏(文京学院大学 教授)
  • 松本 大氏(マネックス証券株式会社 代表取締役社長)
  • 伊藤 大義氏(日本公認会計士協会 常務理事)

議事要旨

委員長より、前回の当委員会において合意がなされた内容を、前回委員会終了後、文書(「減損会計及び時価評価の適用に関する緊急検討」について)として公表した旨の報告がなされた。

続いて、事務局より、上場株式の評価に関する商法及び企業会計の変遷について、説明がなされた。(資料1参照)

また、事務局より、本テーマの進め方に関する次の2点について提案がなされ、審議の後、了承された。

  1. 「長期保有の有価証券の時価評価及び強制評価減の見直し」の検討の範囲について
    「金融商品に関する会計基準」では、有価証券を「売買目的有価証券」、「満期保有目的の債券」、「子会社株式及び関連会社株式」及び「その他有価証券」に分類し、各々についてその期末評価を定めている。時価評価の検討範囲については、長期保有を前提とすれば、「その他有価証券」で時価のある有価証券に限られることが確認された。また、強制評価減については、「売買目的有価証券」以外のすべての有価証券に適用があるが、今回の要請の趣旨を考慮し、さしあたり「その他有価証券」で時価のある有価証券を検討の対象とすることが確認された。(資料2参照)
  2. 本テーマに関する意見の募集について
    本テーマについては、市場関係者の立場を集約する立場から、可及的速やかに検討を行うとしている。その趣旨を踏まえ、議論の途中段階であるが、広く意見募集を開始することとした。(「減損会計及び時価評価の適用に関する緊急検討」に関するご意見の募集)

次に、本テーマに関して、参考人からの意見聴取を行い、質疑応答が行われた。各参考人の意見の要旨は、以下のとおりである(各参考人作成)。

意見参考人 意見要旨
および資料
1 菊池 英博氏
(文京学院大学 教授)

所見

資料〔Ⅰ〕-(1)

資料〔Ⅰ〕-(3)

資料〔Ⅱ〕-(2)

資料〔Ⅱ〕-(4)

2 松本 大氏
(マネックス証券株式会社 代表取締役社長)
意見要旨
3 伊藤 大義氏
(日本公認会計士協会 常務理事)
意見要旨

以上