2024年12月19日
IFRS財団評議員会が、2021年の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の創設を反映するためのデュー・プロセス・ハンドブック(「ハンドブック」)の改訂案を公表した。
「ハンドブック」は財団の基準設定機関(国際会計基準審議会(IASB)及びISSB)がIFRS基準の開発、維持管理及び適用支援において従うプロセスを記述している。このデュー・プロセスは透明性、完全かつ公正な協議及び説明責任の原則を基礎としている。
「ハンドブック」が前回改訂されたのは、ISSBが創設される前の2020年であった。改訂案はデュー・プロセスを変更していない。主として、ISSBとIASBが同じ厳格で包摂的で透明性のある基準設定プロセスに従うことを「ハンドブック」が示すようにしている。「ハンドブック」は、ISSBが維持管理を行うSASBスタンダード及び SASBスタンダード・タクソノミについてのデュー・プロセスも記述している。
公開草案は、以下の説明のいくつかの拡充及び明確化の提案を含んでいる。
評議員会のデュー・プロセス監督委員会はデュー・プロセス及び「ハンドブック」を監督している。「ハンドブック」を改訂する作業も主導した。
IFRS財団評議員で評議員会のデュー・プロセス委員会の議長であるテレサ・コーは次のように述べた。
「デュー・プロセスは、資本市場のためのグローバルな報告基準の開発の成功の土台となるものである。この改訂案は、デュー・プロセス・ハンドブックがIFRS財団の基準設定機関及び世界中の利害関係者のための重要なツールであり続けることを確保する。」
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以 上
公開草案「IFRS財団デュー・プロセス・ハンドブックの修正案」の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。
なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。