IASBがIFRS会計基準の年次改善を公表

2024年7月18日

国際会計基準審議会（IASB）は、本日、IFRS会計基準及び付属するガイダンスの狭い範囲の修正をIFRS会計基準の定期的な維持管理の一環として公表した。

これらの当該修正は、単一の文書「IFRS会計基準の年次改善―第11集」において公表され、いくつかのIFRS会計基準書の一貫性の改善を目的とした明確化、単純化、訂正及び変更を含んでいる。

修正された基準書は次のものである。

• IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」
• IFRS第7号「金融商品：開示」及びそれに付属するIFRS第7号に関する適用ガイダンス
• IFRS第9号「金融商品」
• IFRS第10号「連結財務諸表」
• IAS第7号「キャッシュ・フロー計算書」

この修正は2026年1月1日以後開始する事業年度に適用され、早期適用が認められる。

IFRS財団「デュー・プロセス・ハンドブック」に示されているとおり、年次改善は、IFRS会計基準書の文言を明確化するか又は会計基準における比較的軽微な意図せざる帰結若しくは見落としを訂正するかのいずれかの変更に限定されている。また、会計基準の要求事項の間での軽微な矛盾の訂正も行う。

「IFRS会計基準の年次改善―第11集」はIFRS Digitalの購読者が入手できる。IFRS Digitalの購読権又は当該文書のPDF版はIFRS財団のウェブショップから購入できる。

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