2020年8月27日
国際会計基準審議会(当審議会)は、銀行間金利(IBOR)及び他の金利指標の継続的な改革への対応を、IFRS基準の修正のパッケージの公表により最終確定した。この修正は、改革が企業の財務諸表に与える影響に関する有用な情報を企業が投資者に提供するのに役立つことを目的としている。
この修正は2019年に公表した修正を補完するもので、企業が改革の結果として古い金利指標を代替的な指標金利に置き換える際の財務諸表への影響に焦点を当てている。
この最終フェーズにおける修正は、下記に関連するものである。
ハンス・フーガーホースト議長は次のように述べた。
「IBOR改革への我々の対応は、企業が財務諸表に対する影響を処理するのに役立ち、企業が投資者に引き続き有用な情報を提供することを可能にする。」
これらの修正は2021年1月1日以後開始する事業年度に適用され、早期適用が認められる。
付属資料なしの「金利指標改革-フェーズ2」(IFRS第9号「金融商品」、IAS第39号「金融商品:認識及び測定」、IFRS第7号「金融商品:開示」、IFRS第4号「保険契約」及びIFRS第16号「リース」の修正)へのアクセスはこちら(eIFRSベーシック購読が必要)。
結論の根拠を含む公表された文書の完全なパッケージへのアクセスはこちら(eIFRSプレミアム購読が必要)。
金利指標改革に関する当審議会の作業についての詳細な情報を提供するプロジェクト・サマリーも公開している。
当審議会は、本日、この修正に含まれている開示要求を反映するためにIFRSタクソノミをアップデートする提案も公表した。IFRSタクソノミ・アップデート案へのアクセスはこちら。コメント提出期限は2020年9月28日である。
以 上