2016年2月23日
IFRS財団の評議員会(国際会計基準審議会(当審議会)のガバナンスと監督の責任を負う)は、本日、鶯地隆継氏の2期目(3年間の任期)の再任と、パット・フィネガン氏の退任(両方とも2016年6月30日に発効)を発表した。
鶯地氏は2011年7月に最初に当審議会のメンバーに就任した。同氏は、日本出身で、過去には、住友商事株式会社のフィナンシャルリソーシズグループ長補佐を務めるとともに、IFRS解釈指針委員会のメンバーを務めていた。2期目の任期は2019年6月30日に満了となる。
フィネガン氏は2009年7月に当審議会のメンバーに就任した。過去には、CFA協会金融市場インテグリティ・センターの財務報告ポリシー・グループのディレクターを務めるとともに、ムーディーズ・コーポレート・ファイナンス・グループの前常務取締役を務めていた。2014年7月に2期目に再任されたが、米国に戻りたいという考えを示した。
IFRS財団評議員会の議長ミシェル・プラダ氏は次のように述べた。
「鶯地氏とフィネガン氏は、審議会メンバーとしての任期中に当審議会の成果に大いに貢献した。
アジアの環境についての鶯地氏の深い理解は、当審議会に非常に役立ってきた。同地域の経済大国がIFRS基準の採用へ向けて大きなステップを踏み出したからである。2期目の再任をお祝いする。
フィネガン氏は、世界中の投資者コミュニティとの協力を深める上で、当審議会の作業において主導的役割を果たしてきた。過去7年の多大な貢献に深く感謝するとともに、新たな活動での成功をお祈りする。」
今回の発表と、ハンス・フーガ-ホースト氏の議長再任とイアン・マッキントッシュ氏の副議長退任に関する以前の発表を受けての当審議会の構成は、次のとおりとなる。
氏名 | 役職 | 選任 | 任務満了日 |
---|---|---|---|
ハンス・フーガ-ホースト | 議長 | 全体枠 | 2期目が2021年6月30日に終了 |
イアン・マッキントッシュ | 副議長 | アジア・オセアニア | 2016年6月30日に退任 |
スティーブ・クーパー | メンバー | 欧州 | 2期目が2017年7月31日に終了 |
フィリップ・ダンジョウ | メンバー | 欧州 | 2期目が2016年10月31日に終了 |
マルティン・エーデルマン | メンバー | 欧州 | 1期目が2017年6月30日に終了 |
パット・フィネガン | メンバー | 北米 | 2016年6月30日に退任 |
アマロ・ゴメス | メンバー | 南米 | 2期目が2019年6月30日に終了 |
ゲイリー・カブレック | メンバー | 北米 | 1期目が2017年6月30日に終了 |
スー・ロイド | メンバー | 全体枠 | 1期目が2018年6月30日に終了 |
鶯地 隆継 | メンバー | アジア・オセアニア | 2期目が2019年6月30日に終了 |
ダレル・スコット | メンバー | アフリカ | 2期目が2018年6月30日に終了 |
徐 正雨 | メンバー | アジア・オセアニア | 1期目が2017年6月30日に終了 |
メアリー・トーカー | メンバー | 北米 | 1期目が2017年6月30日に終了 |
張 為国 | メンバー | アジア・オセアニア | 2期目が2017年6月30日に終了 |
以上
Kirstina Reitan, Head of Communications, IFRS Foundation
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