2014年10月30日
国際会計基準審議会(IASB)の監督機関であるIFRS財団の評議員会は、本日、モニタリング・ボードが佐藤隆文氏のIFRS財団評議員への就任を承認したことを発表した。
佐藤隆文氏は、世界第3位の証券取引所の自主規制機関である日本取引所自主規制法人の理事長を務めている。佐藤氏は2007年から2009年まで金融庁長官を務め、在任中に、日本でのIFRSの適用に向けてのロードマップ(日本企業のIFRS任意適用の容認を含む)の作成を指揮した。IFRS財団モニタリング・ボードの創立メンバーでもあった。
佐藤氏の任期は2014年11月1日に開始する。2017年12月31日に任期が満了するが、さらに3年間の再任が可能である。佐藤氏は、評議員会副議長の藤沼亜起氏の退任を受けて就任する。
この任命に関するコメントとして、評議員会の指名委員会議長ロバート・グラウバーは、次のように述べた。
「評議員会を代表して、佐藤隆文氏を歓迎する。同氏は非常に尊敬を受けている人物であり、グローバルな財務報告に多くの重要な貢献をしてきた。佐藤氏の豊富な経験と専門知識が評議員会に多大な価値をもたらすものと確信している。
また、藤沼亜起氏にも、評議員就任以来の長年にわたるIFRS財団への並々ならぬ貢献に感謝を申し上げたい。」
以上
Chris Welsh, Communications Manager, IFRS Foundation
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