2013年3月25日
国際会計基準審議会(IASB)は、本日、IAS第19号「従業員給付」の修正案に関する公開草案を一般のコメントを求めるため公表した。
IASBは、IAS第19号の特定の要求事項の適用の複雑性に関して提起された懸念に対応しようとしている。具体的には、この懸念は、従業員及び第三者からの確定給付制度への拠出に関連したものであった。本修正案の目的は、ある特定の期間に支払うべき拠出が当該期間に提供される従業員のサービスのみに関連している場合の会計処理について、より単純明快な代替案を提供することである。本ガイダンス案は、例えば、給与の一定比率に従って計算される従業員拠出の会計処理に適用される。
本論点は、IFRS解釈指針委員会への要望書が発端となったものであり、解釈指針委員会はIASBが本基準を修正することを提言した。
本公開草案は、www.ifrs.org.のプロジェクトのウェブサイト経由又は‘Comment on a proposal’ページでアクセス可能である。IASBは、この提案に対するコメントを2013年7月25日まで募集する。
以上
Mark Byatt, Director of Communications and External Affairs, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6472
Email: mbyatt@ifrs.org
Chris Welsh, Communications Manager, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6410
Email: cwelsh@ifrs.org
公開草案「確定給付制度:従業員拠出(IAS第19号の修正案)」の原文は、IASBのウェブサイトの中の該当プロジェクトのページから入手が可能です。
公開草案「確定給付制度:従業員拠出(IAS第19号の修正案)」の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。
なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。