ASBJ 企業会計基準委員会

IASBが、IAS第28号の修正案「持分法:その他の純資産変動に対する持分」を公表

2012年11月22日

国際会計基準審議会(IASB)は、本日、一般のコメントを求めるためIAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」の修正案に関する公開草案を公表した。

本修正案の目的は、持分法(投資を最初に取得原価で認識し、その後に投資先の純資産に対する投資者の持分の変動を反映するように修正する会計処理方法)の適用に関して、IAS第28号に追加的なガイダンスを提供することである。具体的には、投資者が、投資先の純損益又はその他の包括利益に認識されず、分配の受取りではない投資先の純資産の変動(「その他の純資産変動」)に対する持分を、どのように認識すべきなのかに関するガイダンスを提供することを目的としている。

本論点はIFRS解釈指針委員会に対する要望書から生じたものである。その結果、解釈指針委員会はIASBがIAS第28号を修正することを提言した。IASBは、投資者は投資先のその他の純資産の変動に対する持分を投資者の資本に認識すべきであると提案している。

本公開草案は、‘Comment on a proposal’ページ経由でアクセス可能である。IASBは、これらの提案に対するコメントを2013年3月22日まで募集する。

以上

プレス関係の問い合わせ先

Mark Byatt, Director of Communications and External Affairs, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6472
Email: mbyatt@ifrs.org

Chris Welsh, Communications Manager, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6495
Email: cwelsh@ifrs.org

専門的な内容に関する問い合わせ先

Michael Stewart, Director of Implementation Activities, IASB
Telephone: +44 (0)20 7246 6922
Email: mstewart@ifrs.org

Kazuhiro Sakaguchi, Seconded National Standards Fellow, IASB
Telephone: +44 (0)20 7246 6930
Email: ksakaguchi@ifrs.org


公開草案「持分法:その他の純資産変動に対する持分(IAS第28号の修正案)」の原文は、IASBのウェブサイトの中の「持分法:その他の純資産変動に対する持分」プロジェクトから入手が可能です。

公開草案「持分法:その他の純資産変動に対する持分(IAS第28号の修正案)」の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

公開草案「持分法:その他の純資産変動に対する持分(IAS第28号の修正案)」の和訳