IASBプレスリリース 2007年2月5日
国際会計基準審議会(IASB)は、ディスカッション・ペーパー「公正価値測定」のコメント期間を、2007年5月4日までに延長した。
本ディスカッション・ペーパーは、2006年11月30日に公表された。IASBは、当初コメントを2007年4月2日(ディスカッション・ペーパーの通常のコメント期間である120日)まで求めていた。しかしながら、ディスカッション・ペーパーから提起された問題の重要性から、関係者からもっと多くの時間が必要であるとの要請があった。IASBは、これらの要請を検討し、コメント期間を延長することを決定した。
以上
Mark Byatt, Director of Corporate Communications, IASB,
Telephone: +44 (0)20 7246 6472,
Email: mbyatt@iasb.org
Wayne Upton, Director of Research, IASB
Telephone: +44 (0)20 7246 6449,
Email: wupton@iasb.org
Jon Nelson, Project Manager, IASB
Telephone: +44(0)20 7246 6483,
Email: jnelson@iasb.org
IASBは、本プロジェクトを2005年9月に議題として加えた。本プロジェクトは、FASBとの覚書(MOU)に含まれている。本プロジェクトの目的は、IFRSsにより要求されるすべての公正価値測定に適用されることになる、単一のガイダンスを開発することである。公正価値測定プロジェクトは、財務報告に公正価値の利用を拡大する手段ではない。むしろ、本プロジェクトの目的は、現在IFRSsに広範に分散しているガイダンスを、体系化し、明確化し、簡潔にすることである。
国際会計基準審議会(IASB)は、ロンドンに本拠を置き、2001年に活動を開始した。同審議会は、IASC財団の評議員会によって集められる拠出金で運営されている。この拠出金は、世界中の主要会計事務所、民間金融機関及び事業会社、中央銀行及び開発銀行、ならびにその他の国際的専門団体からのものである。現在の14人の審議会メンバー(うち12人は常勤)は、9か国から選ばれ、幅広い職務上の経歴を有している。IASBは、公共の利益のため、一般目的の財務諸表において透明で比較可能な情報を要求する、高品質かつ世界的な会計基準の単一のセットを開発することを公約している。この目的を追求するため、IASBは、全世界の会計基準の収斂を達成するために各国の会計基準設定主体と協力している。